自己破産の最も大きい利点は、税金といった特定の債務以外、ほとんどすべての借金返済が免除になるところです。
認められるならば、借金並びに滞納家賃などのありとあらゆる債務から自由になります。
返済で心理的に追い詰められていたなら、人生をリスタートするとても大きなタイミングになるでしょう。
破産が認められるならば、返済する日や返済額に苦しい思いをする必要性もありません。
さらに給与等を差し押さえられません。
返済が滞っていたことから銀行の口座や給与が差し押さえられていた人は、開始によりまして差し押さえが失効することになります。
要するに、手中にお金が残されるということになります。
家などの財産がない人からすれば、デメリットはないということになります。
加えて暮らしに要する家具や家庭用電化製品などは手元に残せます。
自己破産に関しては、手にするありとあらゆる財産を処分する必要があると先入観を持たれがちですが、現実的には暮らしに必要不可欠な財産は処分することは不必要です。
テレビやエアコンなどもそれぞれの家で1台であれば、手元に残すことができます。
ほとんど、以前と変わらない暮らしをキープできます。
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デメリットとして5年〜10年は後々クレジットカードやローンの契約の締結ができないことがあげられます。
たしかにのちのち借金する予定なき場合は構わないのですが、家を取得する予定がある方や、大きい買い物に取り組むスケジュールがある方は、破産することになると5年〜10年はローンを組めません。
その理由は、破産したことが、信用情報機関へと掲載されることになり、業者同士でシェアされてしまうためです。
また、免責が確定するまでは定められた職業に就くことが不可能というデメリットがあります。
免責決定までの6ヵ月程度は弁護士や司法書士といった士業、生命保険の募集人などの職業に就くことが許されませんので、注意する必要があります。